ロザンタール指揮のパリの喜び！
久々にＣＤショップ巡りをしていたら，２，３年前から録音のニュースが伝 えられていた，パリの喜びの自作自演新録音ＣＤが並んでいたので早速ゲット してきました。 ◎オッフェンバック（ロザンタール編） パリの喜び（全２４曲） オッフェンバッキアーナ ロザンタール指揮，モンテカルロフィル 香港NAXOS 8.554005 録音は１９９６年７月で，当時の噂はやはり本当だったのかという感じです。 なんせ，ロザンタールは１９０４年生まれですから，この録音の時期でも既に ９０歳を過ぎていることになるからです。 さて，それで聴いた印象ですが，落ち着いたテンポのとても自然な感じの演 奏です。フレーズの力の入り方が独自でしかも絶妙！。決してはやり立てるこ とはなく，非常に華のある演奏です。ただ，これで踊れるかといったら難しい かもしれません。 パリの喜びの録音は少なくありませんが，同じロザンタールが録音したＥＭＩ 盤と併せて，編曲者自身の全曲録音が楽しめるのは誠にありがたい話で，とも ども愛聴していきたい名演奏だと思います。 オッフェンバッキアーナは恥ずかしながら初めて聴きました。青ひげ，ジェ ロルスタン大公妃，パリの生活からのアレンジの２１分ほどの曲です。何とな く騒々しい感じがイカしたアレンジであり，演奏だと思います。
1999.9.23
