未聴ＣＤを聴く２　グレン・ブランカの交響曲５番

◎グレン・ブランカ　交響曲第５番(1983)

　　　ステファン・ウィスクハース（ドラム），
　　　ティム・サマー（ベース），ダン・ブラウン（ベース），
　　　アル・アーサー（マレット・ギター），
　　　グレッグ・レトソン（キーボード），
　　　ミリアム・マクドノフ（キーボード＆補助指揮者），
　　　ジョナサン・デプラー（ギター），
　　　ハーン・ローウェ（ヴァイオリン＆ギター）
　　　エヴァンス・ウールフォース（ギター），
　　　マシュー・マニステリ（ギター），
　　　マーク・ローレ（ギター），
　　　グレン・ブランカ（指揮＆ハーモニクス・ギター）

　　　米ATAVISTIC  ALP15CD


　ロックミュージシャンから，クラシック？の作曲家に転身したという
グレン・ブランカはロックを交えたような作品を書いていて，国内盤で
も交響曲９番他が出たことがあります。すでに２ケタの交響曲を書いて
いるそうです。

　交響曲９番は一応，管弦楽のために書かれているのですが，今回聴い
た交響曲５番は，奏者を見てもお分かりのとおり，ただのロックです。

　１９８３年というと，パンク，テクノ，ニューウェーブなんかが目新
しくなくなってきたころで，インダストリアルやジャンクなんかが台頭
するまでにはもう少し時間がかかるところですが，この交響曲５番での
ロックは，テクノロジー的には進んでいても，美学的にはプログレから
一歩も進んでないなという感じのロックです。

　ただ，好みの問題として，私はこういう音はけっこう好きなんですが，
それでもＣＤ１枚聴き終わる前に飽きてしまったのも事実です。

1999.7.12